2021年空いたルノーのシート本命は周冠宇かクリスチャン・ルンガー?アロンソは消去法か?
【https://t.co/B1SSnBVC1n】 【速報】ダニエル・リカルド、2021年からマクラーレンに加入: マクラーレンは、2021年からダニエル・リカルドをドライバーとして起用することを正式に発表した。 … https://t.co/Uq8csVRakw #F1JP pic.twitter.com/Vi3OdqxaO1
— レッドブルホンダ NEWS (@F1JP_News) May 14, 2020
2021年シーズンのシート争いに更なる動き
マクラーレンからフェラーリに移籍が決まったカルロス・サインツの後釜にルノーのダニエル・リカルドが収まる事に。
そうするとルノーのシートに一つ空きが発生。
一部では過去ルノーでワールドチャンピンに輝いたフェルナンド・アロンソの名前が出ているが、あくまでもアロンソは消去法で、本命はルノー育成の周冠宇かクリスチャン・ルンガーのどちらかが本命ではないか?
ルノー育成ドライバー周冠宇かクリスチャン・ルンガー二人のどちらかが本命?
トップチームにはそれぞれ育成システムがあり、下位カテゴリーで育成したドラ―バーを頂点であるF1に引き上げるシステムを言います。
フェラーリ育成FDA(Ferrari Driver Academy)には現在ミック・シューマッハやジュリアーノ・アレジやマーカス・アームストロングやロバート・シュワルツマンなど実力者ぞろいであり、現フェラーリレギュラードライバーのシャルル・ルクレールももちろんFDA出身。
弟のアーサー・ルクレールも2020年からFDA入りしています。
そしてレッドブル育成(レッドブルジュニア)には日本期待の角田裕毅選手や日本育ちのブラジル人イゴール・フラガやリアム・ローソンなどいずれレッドブルかアルファタウリ入りする若手がそろっています。
当然マックス・フェルスタッペンやアレクサンダー・アルボンやピエール・ガスリーやダニール・クビアトも当然レッドブルジュニア出身ですが、フェラーリ入りが決まったカルロス・サインツやダニエル・リカルドもレッドブルジュニア出身。
そしてルノーの育成システム(ルノー・スポール・アカデミー)に現在所属しているのがマックスフュートレルやカイオコレットそして中国人の周冠宇(チョウ・グアンユー)とデンマーク人のクリスチャン・ルンガーです。
FDAやレッドブルジュニアに比べ層が薄い感が否めないが2021年空いたルノーのシートは周冠宇かクリスチャン・ルンガーどちらかにシートを与えると思われます。
しかし育成出身だからといって簡単にF1のシートを得る事は出来ません。
F1でドライブするには「スーパーライセンスポイント」が必要なのです。
F1スーパーライセンスポイント
ヨーロッパのレース最上位カテゴリーであるF1マシンをドライブするには下位カテゴリーなどで結果を出す必要があるのです。
ドライバーがスーパーライセンスの発給を受けるための条件は、FIA International Sporting Code Appendix L(FIA国際スポーツ規則補則L項) の中で規定されており、2017年現在は以下の条件を満たすことが必要とされている。なお、書面としての「スーパーライセンス」はない。ライセンスは12ヶ月有効であり、下記の条件を満たしていない場合は更新にあたりF1委員会の審査が必要になる。条件を満たしているが発給を受けられなかった場合を考慮し、発給資格は3年間有効とする[1]。
FIAの発給する国際A級ライセンスを所持する。
申請時に有効な自動車の運転免許証を取得していること。
最初のレースに参加する時点で18歳以上であること。
2015年に、ベルギーのF1ドライバーマックス・フェルスタッペン(1997年9月30日生 – )が史上最年少となる17歳166日でF1にデビューしたことで、F1ドライバーのさらなる低年齢化や経験不足を懸念する声があったため、2016年から1・2の項目および「下位カテゴリのレース(以下の表に示すレース)に2年以上参戦し、一定のポイントを獲得すること」が追加された。
F1のスポーティングレギュレーションのうち、重要な項目に関する知識を問うテストに合格すること。
申請日までの180日以内に、現行のF1車両を用い最低2日間、300km以上の走行テストを実施する。さらにこのテストを実施国のASN(Authority Sport Nationale、自動車連盟のこと)により証明される。
以下のいずれかに該当すること。
前年のF1世界選手権各大会に5回以上出走している
過去3年のF1世界選手権各大会に15回以上出走している
以下の表に示すレース選手権に2年以上(開催レース数の80%)参戦し、年間順位に応じて与えられるライセンスポイントを、3年間で合計40点以上獲得する[2]
引用元:wikipedia
下位カテゴリーや他カテゴリーでそれ相応の結果を出さないとスーパーライセンスを取得する事が出来ないわけで、下位カテゴリーのF2に所属する周冠宇とクリスチャン・ルンガーは2020年シーズンF2カテゴリーにて結果を出しスーパーライセンスポイントを獲得すればF1ルノーの空きシートを獲得するチャンスを得られますし、逆に結果を出す事が出来なければこのチャンスをものにする事が出来ないというわけです。
F2で得る事が出来るスーパーライセンスポイントは?
FIA フォーミュラー2(F2)では最終ランキング順位でスーパーライセンスポイントを獲得することができます。
1位~3位までが40ポイント、4位が30ポイント、5位が20ポイント、6位が10ポイント、7位が8ポイント、8位が6ポイント、9位が4ポイント、10位が3ポイント獲得出来ます。
すなわち1位から3位までになれば文句なしに次年度F1に乗る事が出来るわけです。
2019年のF1A F2のランキングは1位ニック・デ・フリース、2位がニコラス・ラティフィ、3位がセルジオ・セッテ・カマラでした。
ニック・デ・フリースはF1のシートを得ることはできませんでしたが、フォーミュラーeのワークスチームメルセデス・ベンツEQ・フォーミュラEチームのシートを得ています。
2位のニコラス・ラティフィは2020年F1ウイリアムズのシートを得ています。
3位セルジオ・セッテ・カマラはインディ?スーパーフォーミュラー?など噂されましたが、結局レッドブル・レーシングと姉妹チームのアルファタウリ・ホンダのテスト兼リザーブドライバーを務める事になりました。
2020年のF1世界選手権でレースに帯同し、レギュラードライバーになにかあった場合はすぐ代わりに乗る事が出来ます。
F1マシンに乗る事が出来る切符がスーパーライセンスポイントと言う事です。
ルノー育成の二人はスーパーライセンスポイントは何ポイント確保しているか確認してみましょう。
周冠宇スーパーライセンスポイント
2019年シーズンはFIA フォーミュラー2ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシングレギュラードライバーとして参戦し、総合ランク7位の成績でした。
つまり8ポイント獲得しています。
2018年シーズンはFIA フォーミュラー3プレマ・セオドール・レーシングから参戦し総合ランク8位の成績でしたので、5ポイント獲得。
FIA フォーミュラー3は1位30ポイント、2位25ポイント、3位20ポイント、4位15ポイント、5位12ポイント、6位9ポイント、7位7ポイント、8位5ポイント、9位3ポイント、10位2ポイント
2年合計13ポイント持っていますので、2020年シーズン総合ランク4位以内で終えれば、3年間で合計40点以上獲得となりますのでスーパーライセンスポイントを獲得する事が出来ます。
ユニ-ヴィルトゥオーシ・レーシングのチーム力があれば4位以内は十分に狙えるはずです。
クリスチャン・ルンガースーパーライセンスポイント
2019年シーズンはスポット参戦でF2トライデントで2レース走りましたが、主戦のFIA F3ではARTグランプリで出走し総合6位の成績でしたので9ポイント獲得しています。
2018年シーズンは主戦のフォーミュラルノーユーロカップで総合2位の結果を残しています。
フォーミュラルノーユーロカップもスーパーライセンスポイントの対象となっており、1位15ポイント、2位12ポイント、3位10ポイント、4位7ポイント、5位5ポイント、6位3ポイント、7位2ポイント、8位1ポイントが付与されますので12ポイント獲得しています。
2年合計21ポイント持っていますので、2020年シーズン総合5位以内に入ればスーパーライセンスポイント40点以上獲得することになります。
今年在籍しているARTグランプリは去年のドライバーズチャンピオンニック・デ・フリースを輩出したトップチームですので、周冠宇同様十分5位以内に入る事が出来るはずです。
ルノーの空いたシートは周冠宇かクリスチャン・ルンガーのどちらかスーパーライセンスポイントを確保した方
ルノーは2019年・2020年の2年契約でダニエル・リカルドを約83億で確保したと伝えられています。
しかし2019年の成績はカスタマーエンジンのマクラーレンにも抜かれ5位と低迷しトロ・ロッソにも危うく抜かれそうなほどダメマシンでした。
ルノーはお金が無いのです。
一部ではルノーはフェルナンド・アロンソと契約ほぼ完了との報道が出ています。
ルノーF1は、ダニエル・リカルドの後任としてフェルナンド・アロンソとの契約をほぼ完了していると Bild が報じている。
5月14日(木)、ダニエル・リカルドは2020年末に満了するルノーF1との契約を延長せず、2021年から複数年契約を結んでマクラーレンに移籍することが発表された。
ルノーF1は「2020年シーズンの前例のない状況の中で、ダニエル・リカルドとの2020年末以降の契約の更新について行われた議論は成功してなかった」とリカルドの離脱について淡泊なコメントを残している。
ルノーF1は、ダニエル・リカルドの後任としてセバスチャン・ベッテルにオファーを出したとも噂されているが、それが実現する可能性は低いと考えられている。
ルノーF1のジュニアドライバーにはクリスチャン・ルンガーがいるが、まだF1参戦に必要なスーパーライセンスを獲得できていない。
そこで浮上したのが2018年にF1を離れたフェルナンド・アロンソだ。
フェルナンド・アロンソは、2002年から2006年にルノーからF1に参戦し、2つのF1ワールドチャンピオンを獲得した後、マクラーレンに移籍。2008年に再びルノーに復帰し、2シーズンを過ごしている。
Bild は、信頼できる情報源からの情報として、ルノーF1チームがフェルナンド・アロンソとの契約を“ほぼ完了”していると報じた。
フェルナンド・アロンソのマネージャーであるフラビオ・ブリアトーレは、ダニエル・リカルドの離脱が発表された日に意味深な画像をInstagramに投稿している。
写真はルノー所属時の2004年7月4日に開催されてF1フランスGPでフェルナンド・アロンソが2位でフィニッシュしたときの写真だ。
「フェルナンドはレースを2位で終えたが、チームのホームグランプリであり、ルノーの全員が誇りに思い、幸せだった」とフラビオ・ブリアトーレは語った。
Sky Sports のマーティン・ブランドルは「アロンソはF1に戻ることに必死だと思う。彼はどこかで競争に参加するだろう。彼にとってルノーとの3回目の旅路になるだろうか?」と語った。引用元:F1-Gate.com
アロンソルノー復帰説マジ?
— スパ名物超高速左コーナー (@Blanchimont) May 15, 2020
F1には勝てるチームじゃないと戻らないって言ってたけどリカルドが匙を投げたルノーが来年から勝てるチームになるのか?
そもそもアビデブールはリソースを2022年の新ルールに注ぐって言ってたし、ルノーにアロンソの給料が払えるとも思えないんだが
2021年のルノーがどう考えて勝てるチームになるとは考えられないのですが・・・
マクラーレンホンダで散々F1のモチベーションさがって引退したのに勝てないルノーで復帰は考えにくい。
ルノーとしては育成のどちらかがスーパーライセンスポイント獲得する事を期待し、もしもダメだったら消去法としてフェルナンド・アロンソと言う考え方なのでは?
ルノーは一番お金がかからない育成ドライバーを乗せるのが一番だとおもうのですが!
予想としては
本命:クリスチャン・ルンガー
対抗:周冠宇
穴:フェルナンド・アロンソ
かな?
あくまで予想となります。