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貴闘力がはまったギャンブル依存症と全てを失う恐怖とは?

1990年代大相撲で一時代を築いた藤島部屋には安芸ノ島、貴花田(後の貴ノ花)、貴ノ浪、若花田(後の若ノ花)など番付上位を藤島部屋力士が占めており、その中には闘志あふれる相撲で人気の貴闘力もいた。

2000年の3月場所には幕内最下位の幕尻14枚目で13勝2敗で史上初となる幕尻優勝を果たすなど意外性があり記憶に残る力士でした。

しかし引退後部屋付親方となった2010年大相撲界を揺るがす野球賭博事件に関与したとして相撲協会から解雇されてしまった。

貴闘力にはギャンブル依存症があり、やめたくても止められない依存症に陥り、後に離婚にもなってしまった。

貴闘力とはどのような力士だったのか。

ギャンブル依存症とは?

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目次

貴闘力

元大関貴ノ花の藤島親方が師匠を務める藤島部屋に中学卒業と共に入門し1989年に十両昇進、1990年には初入幕。

出世頭の安芸乃島に続き貴花田、貴ノ浪、若花田と共に競うように番付けを上げていき番付け上位を藤島部屋が占めるようになり若貴ブームで盛り上がった時代の力士でした。

闘志あふれる取組からつけられた名前のように、闘志むき出しの相撲で昭和の大横綱千代の富士幕内最後の取り組みは貴闘力でした。

とったりで貴闘力に負けた千代の富士は取組後引退表明をしたのです。

一般的には大関貴ノ花(故藤島親方)引退の引導を渡したのが千代の富士、その千代の富士引退の引導を渡したのが故藤島親方の息子二代目貴乃花と言われているが実は貴闘力が千代の富士引退の引導を渡していたのです。

曙貴時代には曙にはめっぽう強く曙から上げた金星は7個にもなり、貴闘力は影から若貴を援護射撃した。

2000年3月場所には幕尻14枚目での史上初の幕尻優勝し、本人はもちろん嫁の父で昭和の大横綱大鵬も泣いて喜んだ。

引退後は大鵬部屋の部屋付き親方大嶽を襲名し、将来は安泰とも思われた。

大相撲野球賭博事件

2010年大相撲界が大きく揺らぐ大事件が週刊誌によって報道された。

現役の大相撲力士、年寄などによる野球賭博などの違法賭博への関与をめぐる問題の事だ。

当時現役大関だった琴光喜と共にもっとも重い処分を受けたのが大嶽親方の貴闘力だったのです。大関琴光喜、大嶽親方は相撲協会解雇となり幕内、十両以下多数が謹慎休場になるなど大相撲始まって以来の大騒動の中心的人物となってしまったのです。

特に貴闘力は親方と言う指導的立場でありながら野球賭博に没頭したことからマスコミからも大きくたたかれ、嫁との離婚も決まり大横綱大鵬の顔に泥を塗ってしまった。

解雇以降は江東区に焼肉屋「焼肉本店ドラゴ」を開店させ自身はプロレスに参戦した。

ギャンブル依存症

元々ギャンブル好きであったが、稽古量が半端ない藤島部屋ではギャンブルする時間がなかったが、十両昇進の頃から競馬にのめりこみ一晩で5000万円をスルなど掛け金の額が多額で、借金しては使い込み、勝っては使い込みその繰り返しで5億円以上は賭け事で消えていったと言います。

負けても大鵬親方が何とかしてくれると甘い考えもあったそうです。

ギャンブル依存症のチェックシートの質問項目ではなんとパーフェクトで該当。

ギャンブル依存症は強い意志さえあれば治ると言うものではなく、きちんとした回復プログラムに沿って治療することが必要なのです。

大相撲の親方と言う生涯安泰の地位を失い、奥さんにも逃げられた原因となったギャンブル依存症は周囲の人が心を鬼にしてお金を貸さないことが大事であり、周りの人のケアが非常に大事になります。

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