【悲報】名車パジェロが国内販売終了!東京フレンドパーク終了が原因だった?
三菱自動車の象徴とも言える「パジェロ」の国内販売が終了するそうです。
三菱自動車が、スポーツタイプ多目的車(SUV)ブームの火付け役となった「パジェロ」の国内販売を終了する方向で最終調整していることが22日、分かった。近く現行モデルを小幅に変更した新モデルを投入した上で販売を取りやめる見通しで、終了時期は未定。直近の国内販売台数は年間数百台規模と振るわなかった。根強い人気を誇る海外では販売を続ける見通しだ。
パジェロは1990年代前半にRVブームを巻き起こした代表車種。自動車のダカール・ラリーでも活躍し、四輪駆動車人気をけん引した。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190422-00000196-kyodonews-bus_all
多目的車(SUV)ブームの火付け役
「パジェロ」の国内販売を終了する方向で最終調整
直近の国内販売台数は年間数百台規模
近年は空前のSUVブームとも言われています。国産車だけでなくスーパーカーでおなじみのランボルギーニでさえSUV車を新たに投入してくるなど全世界的なSUVブームといえます。
そんな中日本を代表するSUVのパジェロが国内販売を終了するということなのですが、一体どうしてなのでしょうか?
パジェロってどんな車?
全盛期はすごく売れた?
近年の没落ぶり
パジェロと言えば「東京フレンドパーク」
パジェロってどんな車?
現在車を運転している方はよくわかると思いますが、町では多くのSUV車が走っています。
トヨタで言うとC-HR、日産だとエクストレイルやジューク、ホンダにはべゼル、マツダにはCX-3やCX-5やCX-8など、スバルですとフォレスターやXVなど本当に多くのSUV車が町を走っています。
どの車もデザイン・造形に優れており、かっこいいと思わせる車ばかりですので、売れるのもうなずけます。
しかし、昔のSUVは今とは違い、荒野や山間部を走る車であり、「武骨」「男」のようなイメージがあり、今とは全く違い、実用性重視で直線基調の車ばかりでした。
古い世代の方々はSUVとは言わず、「ジープ」と呼んでいた時代でした。
パジェロはそんな昭和の1982年に誕生しました。
SUVブームの火付け役
1990年代前半にはクロスカントリー4WDブームが沸き起こりトヨタハイラックスサーフや日産テラノなどのSUVが売れに売れた第一次SUV時代でした。
サーファーでもないのにサーファーの恰好した丘サーファーと言う言葉があったように、
車高を上げたり極太タイヤを装着するなどやる気満々の四駆でありながら、決して荒地に行かない丘ヨンクもたくさんいましたね。
トヨタハイラックスサーフ185
— ∞またのり🌞 (@DaleMarmin) 2019年4月13日
1996 SSR
2019/4 pic.twitter.com/lpy0LrIKmG
日産・テラノ 初代WD21系。ダットラベースの本格クロカン。ワイルドかつ都会的スタイルで若者を中心に大人気となりサーフと共にRVブームを牽引。一時代を築く。古めかしいはずなのだが今見ると不思議でとても先進的なデザインに見えるpic.twitter.com/DCZp1138hK
— 個性的な車を偏見で紹介するbot (@kuroiroSURFbot) 2019年4月12日
全盛期はカローラをぶち抜いたことも
1992年にはそれまで販売台数トップをずっと維持し続けていたカローラに瞬間的とはいえ月間販売台数で第一位になるほどパジェロは大人気だったのです。
すべてを誇りたい。 2代目 三菱パジェロ pic.twitter.com/XZxBG8o4dE
— 車CM・雑誌キャッチコピーbot (@COBRA11E46) 2019年4月22日
この二代目パジェロはよく売れたし、町でもよく見かけ、かっこよかったですよね。
でもそんなパジェロもバブルの崩壊と共に年々販売台数を落としていきました。
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近年のパジェロ販売台数
年 | 販売台数 |
2015年 | 1,778台 |
2016年 | 1,156台 |
2017年 | 1,081台 |
2018年 | 747台 |
年々販売台数が少なくなっているのがおわかりかと思いますが、2018年にはついに年間1000台を切ってしまいました!!
これは全国での販売台数ですのでこれでは国内販売中止になってもやむをえないという所でしょうか。
パジェロと同じく三菱の屋台骨を背負ってきたデリカの販売台数も参考に見てみましょう。
年 | 販売台数 |
2015年 | 11,087台 |
2016年 | 10,814台 |
2017年 | 12,969台 |
2018年 | 13,502台 |
そしてデリカは3月にマイナーチェンジし、3月には5,288台も販売するなど絶好調です。
これではパジェロ不要論もしょうがないのかもしれませんね。
パジェロと言えば「東京フレンドパーク」だったが
そしてパジェロと言えば「東京フレンドパーク」のダーツのコーナーでは
パジェロ♪ パジェロ♪ パジェロ♪ パジェロ♪の掛け声を思い出しますよね。
パジェロ♪ パジェロ♪ パジェロ♪ パジェロ♪ pic.twitter.com/gxf9YOoIsc
— D.HOLLY【令和電マ王】 (@DENMAKING_REIWA) 2019年4月15日
理由は『東京フレンドパーク』
の世代なんですが、共感者いません?
でも東京フレンドパークでは最初からパジェロではなく、ダイハツの車とかだったのですが、1993年~2010年までの長い間商品がパジェロだったので東京フレンドパーク=パジェロなんですね。
でも2010年から東京フレンドパークが終了する間までは商品がパジェロではなくトヨタの「パッソ」だったんですね。
東京フレンドパークのダーツと言えば、晩年はパジェロではなく30パッソ+Hanaだったな。
— milk@QNC10改 (@milkqnc525) 2018年8月23日
ただ、パッソ好きな私でもフレンドパークならパジェロの方が合ってたなとは思うけど(^^;; pic.twitter.com/HQTZTlt9P9
その時の観客の掛け声が「パピプペパッソ!」・・・・
【悲報】名車パジェロが国内販売終了!東京フレンドパーク終了が原因だった?まとめ
三菱自動車と言えば走り屋の大人気なランサーも生産終了となるなど車種の集約が進んでいます。
パジェロも「東京フレンドパーク」終了が原因で生産台数も落ちたと言われることもありますが、それは違います。
パジェロは武骨なSUVのスタンスを変えませんでしたが、現在のSUVブームはファッショナブルでおしゃれさがウケている事で長い間SUVブームが続いています。
しかしこのSUVブームの前にはミニバンブームがあり、時代時代でトレンドが次々と変化していきます。
パジェロはそんなトレンドに流されずパジェロらしさを貫いてきましたが、時代の潮流に乗る事ができなかったのかもしれません。
それが価格なのか、デザインなのか、燃費なのかわかりませんが、今の消費者ニーズに合っていないのは間違いありません。
その証拠にパジェロと同じくSUVの元祖である「ジムニー」が2018年20年ぶりにモデルチェンジし、爆発的な人気で当初納期が2年とか、現在では半年から1年位と言われる位の異常な人気。
時代の潮流を的確につかんだジムニーとそうでないパジェロ・・・・
いつの日か三菱自動車の象徴であるパジェロやランサーが復活するのを待ちましょう。