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2020年トヨタ・レーシング・シリーズ王者イゴール・フラガ日本語堪能の訳は?

イゴール・フラガ日本語堪能の訳

ヨーロッパでのレースシリーズのウィンターシーズンはレースは開催されませんが、季節が反対の南半球は冬がレースシーズンということもあり、3月本格的に開幕するF2/F3の有望若手レーサーがこぞって参戦するのが、1月~2月にかけてニュージーランドで行われる

トヨタ・レーシング・シリーズ(TRS)です

そのトヨタ・レーシング・シリーズ2020年チャンピオンに輝いたのがブラジル人の

イゴール・フラガ

2020年本命はレッドブルジュニアであり、2019年のトヨタ・レーシング・シリーズチャンピオンのリアム・ローソンと思われていたが、トヨタ・レーシング・シリーズ初出場のイゴール・フラガが最終戦で逆転しチャンピオンとなりました。

そのイゴール・フラガについて

日本語ベラベラだけどどうして?

という疑問にお答えします。

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目次

日本生まれのブラジリアン

イゴール・フラガ選手は日本生まれだからです。

イゴール・フラガwiki風プロフ

国籍:ブラジル

出生地:石川県金沢市

小学校:金沢市立三和小学校

父:ファブリシオ・フラガ

母:ジアーナ・カツミフォンテス・大村

2017年ブラジルF3チャンピオン

2018年USF2000ランキング4位

2018年グランツーリスモワールドチャンピオン

2019年フォーミュラリージョナルランキング3位

2020年トヨタ・レーシング・シリーズチャンピオン

イゴール・フラガ選手はお父さんの仕事の関係で12歳でブラジルへ移住。生まれてから小学6年生まで12年間日本に住んでいましたので、日本語ベラベラで当たり前なんです。

現在21歳で金沢市立三和小学校に通っていた方はイゴール・フラガ選手を覚えているのでは?

トヨタ・レーシング・シリーズとは

トヨタ・レーシング・シリーズは2005年から南半球のニュージーランドの1月から2月にかけて行われるモータースポーツカテゴリです。

車はワンメイク(同一車両)で

シャシーはタトゥス製

エンジンはトヨタ製

タイヤはハンコック

F3やF2と同じワンメイクなので、ドライバーの力量とチーム力と戦略が勝負を分ける。

このトヨタ・レーシング・シリーズは現F1レーサーのランス・ストロールやランド・ノリスがチャンピオンに、2019年スーパーフォーミュラーのチャンピオンニック・キャシディも2年連続TRSチャンピオンになるなど単なる調整目的でないガチ勝負のシリーズとなっています。

その他2018年のトロロッソレギュラードライバーのニュージーランド人のブレンドン・ハートレーや現アルファタウリのドライバーダニールクビアトなども参戦していました。

2020年は

  • ハイランドモータースポーツパーク
  • テレトンガ公園
  • ハンプトンダウンズモータースポーツパーク
  • プケコヘパークレースウェイ
  • サーキットクリスアモン

の5サーキットでの闘いでそれぞれ3レースが行われ、全15レースでのチャンピオンシップ争い。

以前はヨーロッパでのレースが無いウィンターシーズンの調整としての意味合いでしたが、2020年からはトヨタ・レーシング・システムもランキング5位まではF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントが付与されることに。

2020年トヨタ・レーシング・シリーズチャンピオンのイゴール・フラガ選手はスーパーライセンスポイント7を獲得しています。

2020年シリーズはレッドブルジュニアでF2カーリンから参戦する角田裕毅選手や同じくレッドブルジュニアで2019年トヨタ・レーシング・シリーズチャンピオンのリアム・ローソン選手もM2コンペティションのチームメイトとして参戦し、スーパーライセンスポイントをもぎ取る闘いを繰り広げるも最終戦でイゴール・フラガ選手がリアム・ローソン選手を逆転しチャンピオンに。

現在F3やF2に参戦しているドライバーのほとんどがメーカー(フェラーリやレッドブルやルノーなど)やエンジンメーカーのスポンサードを受けているが、イゴール・フラガ選手はそれらの後ろ盾のないドライバーです。

2020年のトヨタ・レーシング・シリーズではチームメイトがサポートを受けているレッドブルカラーなのに対し、イゴール・フラガ選手はグランツーリスモカラーのマシンで闘いチャンピオンに。

 
 
 
 
 
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2018年バーチャルのグランツーリスモワールドチャンピオンがエリートを打ち負かしたのです。

2020年イゴール・フラガ選手はFIA F3のチャロウズレーシングシステムでライバルのリアム・ローソン選手もFIA F3のハイテックグランプリよりエントリーすることから、2020年FIA F3も絶対に見逃せない闘いとなります。

2020年イゴール・フラガはFIA F3チャロウズレーシングシステムよりエントリー

 
 
 
 
 
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チャロウズはFIA F3とFIA F2に参戦しており、どちらも同じカラーリングとなっています。

2019年はほぼ白のカラーリングでしたが、青と赤をバランスよく配色してきました。

 
 
 
 
 
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チャロウズレーシングシステムはFIA F2にも参戦している中堅チーム。

2020年FIA F3にエントリーしているドライバーはデビッド・シューマッハとニコ・カリとイゴール・フラガの3名

UAE F4、ADAC F4(ドイツF4)、フォーミュラ・リージョナル欧州選手権などで実績を残し2019年シーズンカンポスでスポット参戦したデビッド・シューマッハ。

名前でわかるように彼の父はF1のシューマッハです。

シューマッハと言っても、ミハエルの方ではなく、弟のラルフ・シューマッハの息子です。

父が元F1ドライバーのラルフ・シューマッハ

伯父が元F1ドライバーで7度のワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハ

ミハエル・シューマッハの息子でF2プレマレーシングのミック・シューマッハはいとこ

超良血のデビッド・シューマッハはチームメイトとして最も倒しがいのあるライバルです。

そしてニコ・カリはFIA F3の前身であるGP3時代から参戦している経験豊富なドライバー

これらチームメイトを凌駕することはもちろんのこと、今年も強そうなプレマとハイテックの2チームにどれだけ食い込んで行けるかで、来年以降のF2昇格はもちろんのこと、成績次第ではF1にも手が届くかもしれません。

イゴール・フラガを応援したくなる訳

アイルトン・セナ

ブラジル人のドライバーなら誰もが憧れるのが伝説のブラジル人ドライバーのアイルトン・セナ。

多くの若手ブラジル人ドライバーはセナに近づきたいと多くがヘルメットデザインを黄色と緑のブラジル国旗カラーにするものだが、イゴール・フラガ選手も幼き時から、ブラジルカラーでセナっぽいカラーにしています。

 
 
 
 
 
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セナのヘルメットカラーは黄色に緑のラインが横向きに入っているが、イゴール・フラガ選手はアゴからVの字に緑のラインが伸びたデザインになっています。

しかもその緑のV字の縁取りにはかなり控えめな白と赤!!

本人に聞いてみないとわかりませんが、これはもしかして日本の国旗の白赤をあらわしているのかもしれません。

先ほどの幼少時の動画内でも昔のヘルメットにはブラジル国旗と日本国旗を合わせたデザインをヘルメットに描いていましたので、イゴール・フラガ選手なりの日本への敬意なのかもしれません。

ヘルメットをかぶっていないと、それほど思わないのですが、ヘルメットをかぶるとアイルトン・セナに凄い似ていますね。

ヘルメットごしに見える鼻の形や目尻や神秘的な目はアイルトン・セナそっくり。

2020年はFIA F3チャロウズレーシングシステムからエントリーします。

今年のF3には日本人が誰もエントリーしていないこともありますので、2020年は皆さんでイゴール・フラガ選手を応援しましょう。

イゴール・フラガ選手は必ず大成します。

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