幾何学模様が東京オリンピックの新ロゴ決定で盛り上がっているがまだある日本の伝統美!
一度は決定した佐野研二郎による2020年東京オリンピックエンブレムの盗作疑惑で、前代未聞の白紙撤回となり再公募となったわけですが、4月26日新エンブレムが決定しました。
最終選考に残った4作品の中でも最も評価が低かった組市松模様のA案が圧倒的得票数を獲得し決定しました。
これを見た日本国民の大多数が驚きと疑問に思ったことでしょう。
「地味!」
「躍動感が感じられない」などの声。
最終選考の4作品が発表された時点で私もまず先に切り捨てたのがA案でした。
「A案はないな」
「B案とD案の勝負かな?」
と思っていました。
A案は藍色一色とシンプルなデザインでオリンピックの雰囲気には合わないと思い込んでしまっていました。
A案否定者は大体そのような感じだったのではないでしょうか?
しかしよく見ると計算された幾何学模様であり日本が誇る伝統美を感じさせてくれます。
他にもある日本が誇る幾何学模様とは?
幾何学模様とは
方形・三角形・菱形・多角形・円形などを組み合わせた模様のことを言います。
何の事かよく解らないと言う方でも身の回りをよく見てみると幾何学模様だらけなのです。
今あなたが身に着けているパジャマは?
バスタオルは?
家の壁紙は?
カーペットは?
カーテンは?
よく見ると私たちの回りには幾何学模様が自然にとりこまれているのです。
代表的な幾何学模様
アラベスク柄
唐草模様や幾何学図形が組み合わされたアラビア風の幾何学模様です。
ダマスク柄
植物、果物、花柄などを使ってダマスク織の紋様をモチーフにした柄の事をいいます。
カーテンからカーペットや色々な所で使われています。
へリンボーン
魚のニシンの骨に似ていることからつけられたv字型の長方形の組み合わせの柄。目がチカチカする。
ノルディック柄
冬物のセーターなどでは定番模様
ハーリキン柄
ピエロ(ハーリキン)の衣装によく見られる菱型を用いた柄。競馬のジョッキーの勝負服にも見られる
アーガイル柄
菱形と斜めに入れた枠線とで構成された格子柄。制服やベストなどの定番
ヒョウ柄
幾何学模様?ではないかもしれないが、大阪のおばちゃん大好きなヒョウ柄
ハウンドトゥースチェック
猟犬の牙を模した柄を連続させた模様。日本では千鳥格子と呼ばれる
日本が誇る幾何学模様
麻の葉模様
菱型で組み合わされ麻の葉に似ている模様
麻は成長が早く、まっすぐ伸びることから子供の成長を願って産着にも多く使用されている。
そういえば子供が小さい頃の産着にこの柄があったね。
市松模様
東京オリンピックで決定した新エンブレムの元となる模様。
碁盤目状の格子の目を色違いに並べた模様。
七宝模様
七宝は仏教では金、銀、瑠璃、玻璃、シャコ、珊瑚、瑪瑙の七種の宝を意味し、無限に連鎖する平和や円満を意味する。
菊菱模様
和室があれば畳を見て下さい、畳の縁にこの模様が多く使われていたりします。
唐草模様
風呂敷と言ったらまず思い浮かべるのがこの唐草模様なのでは?
亀甲模様
この亀甲模様の中に「萬」を入れたのが醤油で有名なキッコーマン
G柄
ナムコの往年の名作ゲーム「ディグダグ」
ではありません。
日本が誇るロックスター布袋寅泰さんと言えばこの
G柄です。
昔はギターはもちろん衣装もG柄で決めていました。
誰か何処かのデザイナーさんが創ったデザインだと思っていましたが、ご本人の考案の柄なんだそうです。
酔っぱらって「あみだくじ~」と書いて出来た柄なんだそうです。
アーティストは何をやってもアーティストなんですね、さすが。