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ソフィア・フローシュが2019マカオGPに戻ってきた!アイル・ビー・バック!!

マカオGP

年に一度アジアでモータースポーツが大盛り上がりするのがマカオGPです。

このマカオは一般道を利用したストリートコースとなっていますので、道幅が狭く、危険なことで有名なコースです。

2018年マカオGP決勝でこのマカオのコース唯一とも言える追い抜きポイントのリスボアで車体がまるでミサイルか飛行機のように飛び上がりコース外に激突したのがドイツの女性ドライバーのソフィア・フローシュ選手。

最悪の事態にこそなりませんでしたが、身体のダメージは大きく長いリハビリ生活を強いられたようです。

当初マカオGPのエントリーリストにその名がありませんでしたが、未定だったHWA RACELABから出走する事が決まりました。

そんなソフィア・フローシュ選手の事を追ってみました。

この記事を読んでわかる事

 2018年マカオGPの壮絶事故動画

 ソフィア・フローシュ選手損傷した脊椎の手術

 ソフィア・フローシュ選手2019年マカオGP出走チームはHWA RACELAB

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目次

ソフィア・フローシュ2018マカオ壮絶事故

マカオのコースで唯一とも言える追い抜きポイントのリスボアコーナー。

このパッシングポイントをソフィア・フローシュ選手は270㎞ものスピードでクラッシュしたのです。

F3などのフォーミュラーカーはダウンフォースを使って車体を下方向に押し付けグリップを得る事から、あれだけ早いスピードでコーナーを曲がる事が出来ます。

そんなフォーミュラーカーが体勢を崩したり、ウィングが壊れたりすると場合によっては車体は下方向では無く、上方向へと車体を浮き上がらせてしまいます。

事故の詳細はイエローフラッグで減速した全車のダルバラ選手の右リアタイヤに乗り上げ体勢を崩し、後ろ向きのままリスボアのイン側へ減速出来ずに侵入。

縁石で車体が浮き上がり、さらにちょうどリスボアへ侵入してきた日本人ドライバーの坪井翔選手のマシンに乗り上げたことで、まるで飛行機の離陸のように浮き上がってしまったのです。

そして後ろ向きのままカメラマン席へ突っ込み何とか止まったという状況です。

この動画を見た時にはダメだと思いました。

何故ならフォーミュラーカーではこのような事故は以前より多く発生しており、同じような状況で死亡したドライバーの事故にそっくりだったからです。

1992鈴鹿小河等選手の事故

全日本F3000選手権は現在の全日本スーパーフォーミュラ選手権の前身で日本でのフォーミュラーカーの最高峰カテゴリーでした。

1992年鈴鹿サーキットでのレース中アンドリュー・ギルバート=スコット選手と4番手を争っていた小河等選手が一コーナーでアンドリュー・ギルバート=スコット選手を抜こうとした際左リアタイヤの乗り上げてしまい、浮き上がった状態でそのままカメラマン席に突っ込んでしまいました。

私は当時からモータースポーツは好きでF1はよく観ていましたが、国内の全日本F3000選手権はほとんど観ていませんでした。

しかしこの時だけは何故かテレビで観ていました。

確か夕方の時間の地上波だったと思います。

あの時は直感的にダメだと思いました。

なにしろ車体が浮き上がってしまっていたので、減速等全く出来ずにものすごいスピードで飛行機のように飛んで行ったのです。

この事故でドライバーの小河等選手とカメラマンの方の2名が亡くなる大事故となったのです。

小河等選手の場合は前から突っ込んで行きましたが、ソフィア・フローシュ選手の事故では後ろ向きに突っ込んで行ったことが命拾いしたのかもしれません。

しかし、ソフィア・フローシュ選手は一命は取り留めたものの、この事故で脊椎を骨折。

ソフィア・フローシュ選手損傷した脊椎の手術

脊椎とは?

脊椎とはいわゆる背骨を構成する一つひとつの骨のことです。
背骨は、7つの頚椎、12個の胸椎、5つの腰椎、5つの仙椎がひとかたまりとなった仙骨、そして3~5個の尾椎から成ります(図1)。
脊椎と脊椎の間には椎間板という特殊な軟骨が存在し、クッションの役目を果たし、さらに背骨に動きを与えています。脊椎と椎間板が交互に積み重なり、一本の柱となり皆さんがイメージする背骨(医学用語では脊柱と言います)ができあがります(図2)。
そして背骨の大きな特徴は一つひとつの脊椎に空いた穴が積み重なり脊柱管(せきちゅうかん)と呼ばれる長い管を形成し、その中に脊髄、馬尾、神経根などの大切な神経を入れていることです(図3)。

頸椎場所

引用元:北里大学北里研究所病院

人間にとって背骨は重要な神経が通っていることから最も大事な骨といえます。

ソフィア・フローシュ選手は一命は取り留めたものの後ろ向きで突っ込んで行ったことから背骨に大ダメージを受けた訳です。

損傷した脊椎の修復と骨破片の除去が必要な位ですから背骨がバラバラとはいわなくとも相当なダメージがあった事がうかがえます。

背骨修復手術には10時間近くの大手術を乗り越えたのです。

しかしそんな命に係わる大事故をおこしながらもソフィア・フローシュ選手は再びモータースポーツの世界へと戻ってきたのです。

ソフィア・フローシュ選手2019年マカオGP出走チームはHWA RACELAB

ソフィア・フローシュ選手は2019年マカオGPではHWA RACELABから出走する事が決まりました。

HWA RACELABは2019年FIA F3選手権において10チーム中5位の中堅チームです。

グレーっぽい色の車体に水色のラインのマシンがHWA RACELAB

HWA RACELABは本拠地がドイツということもあり、メルセデスのジュニアチームの位置付けにありますし、ソフィア・フローシュ選手もドイツ人ということもあり将来はメルセデスドライバーになるべく努力しています。

イタリア人にとってフェラーリは特別なように、ドイツ人にとってはメルセデスは特別な存在です。

現在病気療養中のドイツの皇帝シューマッハ―は現役時代は「サイボーグ」や「ターミネーター」など呼ばれていました。

ソフィア・フローシュが2019マカオGPに戻ってきた!アイル・ビー・バック!!まとめ

マカオGPパドックではインタビュアーに昨年の地獄からの復帰の感想を聞かれることでしょう。

ちょうど全米では映画「ターミネーター:ニューフェイト」が公開された所です。

不死身のヒーロー「ターミネーター」にかけて

彼女はこういうかもしれません。

「アイル・ビー・バック(I’ll be back )」

本来であればアイル・ビー・バックは近い将来また戻ってくるという意味ですが、実際にマカオGPに戻ってきます。

2018年のマカオGPでは表彰台の頂点目指して戦っていたはずです。

2018年マカオGP取り損ねたポディウム(表彰台)の真ん中に戻ってやる

そう思っているに違いありません。

ソフィア・フローシュ選手を応援しましょう。

しかし唯一の日本人ドライバー角田裕毅選手も絶対に優勝しなければならない理由があります。

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