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2019マカオグランプリエントリーリスト発表!注目ドライバーとコース図は?

2019-11-12

マカオGP

毎年11月はアジアでモータースポーツが盛り上がります。

2019年11月14日~17日にかけて第66回マカオグランプリが開催されます。

F3は世界各地で色々なカテゴリーがあり、それぞれ車両や規格が違い全日本F3やヨーロピアンF3などがあり、それらF3で一番強いヤツ決定戦がマカオグランプリだったのですが、2019年よりFIA F3選手権で使用されている車両を使用することになりました。

つまり同一車両でワンメークと言う事です。

そのためエントリーリストを見てみると今年2019年FIA F3選手権で出走しているチームのみとなっています。

昨年までは全日本F3で使用された車両でも出走出来たため日本人ドライバーも多く出走しましたが、今年は角田裕穀選手一人だけとなっています。(まだ未定のチームもあり)

そんな伝統のマカオグランプリのコース紹介とエントリーリストと注目ドライバーを上げてみました。

この記事を読んでわかる事

マカオGPコース図

マカオGPエントリーリスト

マカオグランプリ注目選手

 

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目次

マカオGPコース

マカオGPコース図
画像引用元:HIS

全長6.2㎞のパーマネントコースで何しろコース幅が狭く、海側コースは直線主体で山側コースはくねくねし上り下りの連続が続きます。

最大の抜きどころがリスボアコーナーです。

2018年のレースでは女性ドライバーのフローシュが後ろ向きで吹っ飛んだ大クラッシュがあった場所です。

最終コーナーで前車との間を詰めスリップストリームを使いこのリスボアで抜くので最大のパッシングポイントです。

2019第66回マカオGPエントリーリスト

NO ドライバー チーム
2 マーカス・アームストロング SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ
3 ジェハン・ダルバラ SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ
5 ロバート・シュワルツマン SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ
6 ユーリ・ビップス ハイテック・グランプリ
7 マックス・フュートレル ハイテック・グランプリ
8 角田裕毅 ハイテック・グランプリ
9 クリスチャン・ルンドガルド ARTグランプリ
10 フェルディナント・ハプスブルク ARTグランプリ
11 セバスチャン・フェルナンデス ARTグランプリ
12 オリバー・キャルドウェル トライデント・モータースポーツ
14 デイビッド・ベックマン トライデント・モータースポーツ
15 アレッシオ・ロランディ トライデント・モータースポーツ
16 ジェイク・ヒューズ HWAレースラボ
17 キーファン・アンドレス HWAレースラボ
18 ソフィア・フローシュ HWAレースラボ
19 ルーカス・ダナー MPモータースポーツ
20 リアム・ローソン MPモータースポーツ
21 リチャード・ヴェルショール MPモータースポーツ
22 アルジュン・マイニ イェンツァー・モータースポーツ
23 レオン・ホン-チオ イェンツァー・モータースポーツ
24 アンドレアス・エストナー イェンツァー・モータースポーツ
25 カラム・アイロット ザウバー・ジュニアチーム・バイ・シャルー
26 ダビド・シューマッハー ザウバー・ジュニアチーム・バイ・シャルー
27 エンツォ・フィッティパルディ ザウバー・ジュニアチーム・バイ・シャルー
28 ローガン・サージェント カーリン・バズ・レーシング
29 フェリペ・ドルゴビッチ カーリン・バズ・レーシング
30 ダニエル・ティクトゥム カーリン・バズ・レーシング
31 アレッシオ・デレーラ カンポス・レーシング
32 エナーム・アフメド カンポス・レーシング
33 レオナルド・プルチーニ カンポス・レーシング

太字は2019年FIA F3出走ドライバー

2019FIA F3 リザルト

FIA F3は年間8戦F2と共にF1のサポートレースとなります。

シャシー・エンジン・タイヤは全てイコールコンディションなのでドライバーの腕とチームの総合力がチャンピオンの近道となります。

チャンピオンシップ上位者の多くがF2など上位カテゴリーにステップアップし最終目標のF1までたどり着けるのはほんのわずかです。

マカオグランプリで優勝する事は上位カテゴリーの有力チームのシートを得るチャンスでもあります。

ここで注目なのが2019FIA F3で上位3人がそろって所属するプレマよりマカオGPに出走する事です。

圧倒的なポイント差をつけ2019年のチャンピオンになったロバート・シュワルツマン・マーカス・アームストロング・ジェハン・ダルバラの3人が出走するプレマが注目されます。

順位 ドライバー ポイント
1 ロバート・シュワルツマン 212
2 マーカス・アームストロング 158
3 ジェハン・ダルバラ 157
4 ユーリ・ビップス 141
5 P.ピケ 98
6 クリスチャン・ルンドガルド 97
7 ジェイク・ヒューズ 90
8 L.プルチーニ 78
9 角田裕毅 67
10 マックス・フュートレル 57

しかしプレマ以外にも注目される選手が沢山います。

2019マカオグランプリ注目選手

ダニエル・ティクトゥム

ダニエル・ティクトゥムは2017・2018のマカオGPを連覇しています。

特に2017年のマカオGPはあまりにもドラマチックな結末で目の離せないレースとはこの事をいうのだと思います。

1位のセッテ・カマラと2位ハプスブルグが最後の最後まで激しいバトルを繰り広げ、最終週の最終コーナーでセッテ・カマラを抜いたハプスブルグがオーバースピードで壁にクラッシュ。セッテ・カマラも同じくクラッシュし、3位を走っていたダニエル・ティクトゥムがゴール直前で1位になる幸運。

このレース2位となったランド・ノリスは2019年よりF1の名門マクラーレンのドライバーとしてデビューしており、評価が高いドライバーです。

14週目5位を走行中のダニエル・ティクトゥムはそのランド・ノリスとグンターをコーナーで一気に2台かわして3位に上がることで、最終的に最後の最後上位2台のクラッシュで優勝をもぎ取ったのです。

このシーンはしびれましたね。

2017年のマカオGPウィナーは棚ボタ優勝など言われましたが、2018年のマカオGPもしっかりポールトゥーウィンで盤石の優勝を飾っています。

2019年シーズンはF1参戦に必要なスーパーライセンスの発給条件「過去3年間のライセンスポイント40点」に足りていなかった為に。F1への本流であるFIA F2へは進まず、日本のスーパーフォーミュラのチーム無限よりレギュラー参戦しライセンスポイントを稼ぐ思惑でしたが、3戦でたったの1ポイントしか獲得できずシート喪失とレッドブルジュニアチームからの放出の苦いシーズンでした。

この屈辱の2019年シーズンをマカオGP3連覇で晴らす事が出来るかが見ものです。

ザウバー・ジュニアチーム・バイ・シャルーの3ドライバー

カラム・アイロット

カラム・アイロットは2019年シーズンはチャロウズザウバージュニアチームでFIA F2シーズンを戦っていました。

元はレッドブル育成でしたが現在はFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)に所属。

ザウバーはフェラーリのジュニアチームの位置付けにあり、2019年シーズン前のテストではアルファロメオ・レーシング(旧ザウバー)でテスト走行。

又、カラム・アイロットは2015年から2018年まで4年連続マカオGPに参戦していることもあり、そろそろ優勝の二文字が欲しいところ。

ダビド・シューマッハー

シューマッハ?あのミハエル・シューマッハーの息子?

ミハエル・シューマッハの息子はミック・シューマッハーなので違います。

ダビド・シューマッハーはミハエル・シューマッハーの弟で元F1ドライバーのラルフ・シューマッハーの息子です。

つまりミック・シューマッハーとダビド・シューマッハーはいとこにあたります。

ダビド・シューマッハーは今季フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップに参戦していたが、F1A F3モンツァラウンドでカンポスチームのアレックス・プローニが宙を舞う大クラッシュにより、次戦ソチでF3スポット参戦し20位の成績でした。

昨年はいとこのミック・シューマッハーがマカオGP初出走で5位の成績でしたのでダビド・シューマッハーはシューマッハー一族の誇りをもって優勝を狙っています。

エンツォ・フィッティパルディ

こちらのエンツォ・フィッティパルディはF1の偉大なドライバーであるエマーソン・フィッティパルディの孫です。

叔父クリスチャン・フィッティパルディは90年代F1出走43回出走。

実の兄弟のピエトロ・フィッティパルディも2019年ハースのリザーブドライバーとしてシーズン前テストで出走しています。

おじいさんのエマーソン・フィッティパルディはブラジル人で初のF1ウィナーであり2度のF1シリーズチャンピオンでF1からアメリカのCARTに参戦し、1985年にはCARTのシリーズチャンピオンになるなど伝説のレーサーの一人。

このエマーソンおじいさんのおかげで後にF1チャンピオンとなるネルソン・ピケやアイルトン・セナなどのブラジル人ドライバーが活躍できた訳です。

おじいさんといってもまだご存命の72歳。

名門フィッティパルディ家の名にかけて優勝を狙いに行きます。

角田裕毅

 
 
 
 
 
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今の所唯一の日本人出走ドライバー。

2019年はイエンツァーレーシングでFIA F3シーズンを戦い開幕当初は苦しみましたが、第7戦イタリア・モンツァのレース2で初優勝。

角田裕毅選手はホンダとレッドブルの両方の育成プログラムと契約している期待の選手。

2019年角田選手はイェンツァーモータースポーツに所属していましたが、チーム自体の総合力はイマイチなことと、チームメイト2人も力不足なのか、角田裕毅選手一人で イェンツァー モータースポーツのポイント全てを稼ぎました。

将来F1を目指す近道は良いチームのシートを得ることになりますので、来シーズンはF3に留まり、上位チームのシートを得るか、F2にステップアップするかですが、おそらくF3に留まりチャンピオンになってから上のカテゴリーを目指すと思います。

今回のマカオGPでも今まで所属していたイェンツァーモータースポーツではなくハイテック・グランプリからのエントリーです。

ハイテック・グランプリは2019年シーリーズチームランキング2位の強豪チームです。

マカオGPで優勝候補のプレマやダニエル・ティクトゥムとバトルで勝ち優勝していただきたいですね。

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