ミック・シューマッハF3で覚醒しF2での成績は?来年F1にステップアップ出来る?
未来のF1候補生が激しくしのぎを削るFIA-F2選手権では注目される選手だらけだ。
中でも注目度が高いのが、ドイツ初のドライバーズチャンピオン・最多優勝91回・チャンピオン獲得7回の大記録を持つミハエル・シューマッハの息子のミック・シューマッハです。
2018年ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権で見事チャンピオンになったミック・シューマッハが2019年よりF2へステップアップと同時にフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)への加入が発表(フェラーリドライバー候補生)
ジュリアーノ・アレジと同じ2世ドライバーであるミック・シューマッハの姿を来年F1で観る事ができるのでしょうか?
2018年ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権での覚醒
2019年F2での苦戦
2020年はF1にステップアップ出来る?
偉大な父ミハエル・シューマッハの現状は?
2018年F3シーズンの覚醒
2017年にF3へとステップアップしたミック・シューマッハはこの年3位1回の総合12位と低迷。
2018年も同じプレマ・パワーチームでシーズンを迎えるも序盤戦は苦戦し3位表彰台が2回あるくらいで
「やはりミック・シューマッハはただの2世ドライバーか?」
と言われたりもしましたが、偉大な父のデビュー戦の地でもあり初優勝の地であるベルギーGPでミック・シューマッハがF3初優勝を果たすと、その後15戦7勝と覚醒しこの年のチャンピオンとなりました。
特にニュルブルクリンクのレース1から3まで3連勝、続くレッドブルリンクのレース1から2まで2連勝の怒涛の5連勝で一気にポイントリーダーのダニエル・ティクトゥムにせまり、その後のレースでも優勝こそありませんでしたが、着実にポイントを重ねて栄冠を手にしたのです。
対して序盤戦着実にポイントを稼ぎ2018年ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権のチャンピオン最有力候補とされていたダニエル・ティクトゥムはミック・シューマッハとは逆に後半戦失速しミック・シューマッハに大逆転されチャンピオンを奪われたことで、
ミック・シューマッハーの突然の台頭は不可解
僕の苗字がシューマッハではないから勝ち目のない勝負をしている
などと暗に何かの力によって結果が作用されていると言った発言をSNSでしたことで物議を醸した。
2019年F2ステップアップ後は思わぬ苦戦も
2019年シーズンはF2に昇格しF3時代と同じプレマ・レーシングでの参戦となりましたが、
やはり序盤戦は苦戦しました。
初戦、二戦目こそポイントをゲットしましたが、それ以降はポイント圏外やリタイヤなどで思うようにはポイントを重ねる事が出来ませんでしたが、ミック・シューマッハお得意の後半戦になってから徐々に調子を上げてゆき、ハンガリーGPのレース2でF2初優勝。
続くベルギーGPでは多重クラッシュの影響で中止となりましたが、そのすぐあとのイタリアGPではレース2では6位となりポイントゲットとファステスト・ラップ(レース中の最速タイム)を記録するなど調子を上げてきているようです。
ジャン・アレジ 「ミック・シューマッハは間違いなくF1に到達する」https://t.co/OPOTqQs4y8#F1jp | #F1 | #MickSchumacher | #MichaelSchumacher pic.twitter.com/SXHiv3kBdg
— F1-Gate.com (@F1Gate) August 16, 2019
おいおいおい!ジャンさんよ!ミックがF1に到達するのはいいけど自分の息子のジュリアーノ・アレジはどうなんだい!?
今年の成績だとちょっと無理だね・・・
2020年F1へステップアップ出来る?
現状のシステムだと2020年ミック・シューマッハがF1に出走することはかなり難しいようです。
F1でレースをする為にはスーパーライセンスポイントというものが必要になるからです。
このスーパーライセンスポイントはF1以下のカテゴリーできちんと結果を出さないとF1には載せる事は出来ませんよ。
というシステムです。
このスーパーライセンスポイントは過去3シーズンで40点のスーパーライセンスポイントを獲得していなくてはならないのです。
ミック・シューマッハは2016年に14点を得ており
2018年にはヨーロッパ・フォーミュラ3選手権でチャンピオンになったことで30点追加したことで40点を越え十分F1のスーパーライセンスポイントを確保していましたので2019年はF1に乗るチャンスはありました。
しかしF1もシートに空きがありませんでしたので、2019年はF2へ挑戦し着実に選手権ランキングポイントを稼ぎ2020年F1へステップアップを考えていましたが、現在の選手権ランキングは11位で難しい状況です。
なぜならスーパーライセンスポイントは過去3シーズンのポイントとなるため2019年終了時には2016年のポイント16点が消滅してしまうからです。
2018年の30点は有効ですので2019年シーズンあと10点取らなくてはならないのですが、それには2019年シーズンを6位以上の成績をおさめなくてはならない為ミック・シューマッハお得意の後半戦大覚醒しないとかなり厳しい状況なのです。
おそらくF2二年目の2020年が勝負の年となりそうですね。
ミック・シューマッハの偉大な父ミハエル・シューマッハの現状は?
【F1-Gate】 ミハエル・シューマッハ、パリの病院で幹細胞の“極秘治療”との報道: 7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハが、9月9日(月)に幹細胞治療のためにパリのジョルジュ・ポンピドゥー欧州病院に入院したに入院したとフランス紙 Le… https://t.co/rmvpq1cStY #F1JP pic.twitter.com/gk7r3TdB1t
— レッドブル・ホンダ NEWS (@F1JP_News) September 10, 2019
ミハエル・シューマッハは2013年フランス南東部のスキー場で当時14歳だったミック・シューマッハとスキーを楽しんでいた時転倒し頭を岩に打ち付けてしまった。
ヘルメットをしていなければ即死の場面であったが、深刻な外傷を負い即病院へ搬送され、外科的処置を施され、人工的な昏睡状態に置かれた。
その後は
意識が戻った
歩けるようになった
記憶障害がある
歩く事が出来ない
など情報が錯綜しています。
これはシューマッハ家族が容体を秘密にしていることから現状の様子がわからないのです。
事故から6年も経っているのに本人の現状は家族とごくわずかな親しい関係の人しか本当の事がわからないのは裏を返すと相当厳しい状況にあるのかもしれません。
ミハエルシューマッハまだ回復してないんだなぁ
— ゆういち (@yuichi220mp4) September 10, 2019
6年前にスキー事故で昏睡状態になって現状は分からぬまま
7度のワールドチャンピオンに輝いた歴代最強のF1ドライバーの1人
その姿はまさに皇帝
またF1の世界に元気な顔を見せて欲しい
いつか復活することを心から祈っている
F1=フェラーリのミハエル・シューマッハのイメージは未だに強い。
— Lambda_Beside (ラムダ・ビサイド) (@LambdaBeside) September 10, 2019
もし本人が望んでいるのなら、何とか回復して欲しいな。
#F1パイロット #シューマッハ
— ひでぼん (@hyde_55k) September 8, 2019
全然状況がわからず、みんな存在を忘れてる⁉️
ジャン・トッド 「ミハエル・シューマッハは戦い続けている」 【 https://t.co/lKrNKnDAKC 】 https://t.co/dtgGXmhVml #f1jp @F1Gateから
ミック・シューマッハF3で覚醒しF2での成績は?来年F1にステップアップ出来る?まとめ
父ミハエルの容体の全てを知っているはずのミック・シューマッハは辛い現状だと思いますが今後残りレース調子を上げて、来年につながるレースを見たいですね。
シーズン後半覚醒するミック・シューマッハといえども2019年シーズンでランキング6位以内に入るのは難しいと思いますので、2020年文句なしの成績を残してF1へステップアップしてほしいですね。
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