名門ウイリアムズを買収する金持ちパパは誰に？レーサー息子の成績！

2020-07-03

ウィリアムズF1の潜在的なバイヤーとして3人の有名な名前が報じられている。
F1で3番目に成功している名門チームのウィリアムズだが、近年は成績不振とともに財政難に陥り、先週、チームの支配権を含めた売却のプロセスを進めていることを明らかにしている。
La Gazzetta dello Sport は、ウィリアムズの買収先の最有力候補として2020年のレースドライバーであるニコラス・ラティフィの父親であるマイケル・マティフィを上げている。
同紙の記者マリオ・サルヴィニは、新型コロナウイルス危機の最中であっても、マイケル・ラティフィが“歴史的なウィリアムズ博物館を担保”にとて、チームに2200万ユーロ（約26億円）を貸与した点を挙げている。
「彼の息子のキャリアは彼にとって重要だが、スポーツへの関心の方が大きい」とマリオ・サルヴィニはマクラーレンの株式を既に所有し、ソフィナフーズを経営しているマイケル・ラティフィについて語った。
ウィリアムズの買収に関連する2番目の名前は、F2ドライバーのニキータ・マゼピンの父親で、ロシアの大富豪であるドミトリー・マゼピンだ。
マリオ・サルヴィニは、ドミトリー・マゼピンが少し前にフォース・インディアの買収に動いていた点を挙げている。
そして、興味深いことにウィリアムズの3番目の潜在的購入者として挙げられているのが、2005年にミナルディのフリープラクティスセッションに参加したイスラエルの起業家であるシャノック・ニッサニーだ。
シャノック・ニッサニーの息子ロイもF2ドライバーであり、La Gazzetta dello Sport によると彼の父親は「イスラエルでの多くの財政支援を期待できる」としている。

引用元：https://f1-gate.com/williams/f1_56651.html

偉大なチャンピオンを多数輩出した名門ウイリアムズが近年の大不振により売却のうわさが再燃している。

そのような疑問にお答えします。

ウイリアムズ近年の成績

1980年～1990年代最強チームの一つだったウイリアムズ。

ネルソン・ピケやナイジェル・マンセルやアラン・プロストなど多数がウイリアムズでチャンピオンに輝き、ドライバーなら誰もが乗りたいと思うマシンがウイリアムズでした。

しかし、2000年代から不振に陥り2012年から勝利がなく、昨シーズンはたったの1ポイントのみでダントツのビリでした。

車いすの闘将フランク・ウイリアムズが第一線から退き、娘のクレア・ウイリアムズにチームを任せてからは特に目を覆う様な成績でオールドファンからすると、近年の不振は信じられないのではないでしょうか。

名門ウイリアムズが成績不振で財政難の末、売却話が進んでいるのです。

名前が挙がっている買収先の大富豪は全て息子がレーシングドライバーでF1を目指しているのです。

大富豪パパがチームを買い取り、そのシートの一つを可愛い息子に与えようとしている訳です。

現レーシングポイントのオーナーローレンス・ストロールは経営破綻したF1チームフォースインディアを買収し、レーシングポイントと名前を変え息子のランス・ストロールにシートを与えています。

お金がかかり過ぎる近代F1ではやむを得ない事です。

買収が噂されている実業家パパと息子の近年の成績

ローレンス・ストロールのように世界にはとんでもない大富豪がいるものです。

大富豪であり、可愛い息子の為に莫大な資金を投入し全20しかないF1シートの一つを確保してあげるのです。

その息子にそれなりの能力があれば投資に見合ったビジネスとなりますが、果たしてどうなのか息子の近年の成績を見てみましょう。

マイケル・ラティフィ

カナダの食品会社『ソフィーナ・フーズ』の会長マイケル・ラティフィが買収先最有力候補と言われているようです。

 

 

 

 

 

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Nicholas Latifi(@nicholaslatifi)がシェアした投稿 – 2020年 2月月27日午前11時30分PST

2020年開幕前には昨シーズンから引き続き「ROKIT」がメインスポンサーで赤いラインが今年のウイリアムズのカラーリングのはずでしたが、開幕戦前に突然ROKITがスポンサーを降りカラーリング変更のドタバタ劇。

 

 

 

 

 

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Williams Racing(@williamsracing)がシェアした投稿 – 2020年 6月月26日午前12時59分PDT

こっちの方がめちゃカッコイイ！！

ウイリアムズに赤は似合わない。

しかもROKITが描かれていた部分にはパパの会社「SOFINA」（ソフィーナ）がデカデカと！

これがマイケル・ラティフィが買収先最有力と呼ばれているわけでしょうか？

ニコラス・ラティフィ

 

 

 

 

 

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Nicholas Latifi(@nicholaslatifi)がシェアした投稿 – 2019年12月月1日午前8時44分PST

フォーミュラー2では名門DAMSでしっかりと結果を出し、昨シーズンランキング2位でスーパーライセンス獲得とチームチャンピオンを獲得し2020年ウイリアムズのシートを手にいれました。

強豪せめぎ合うフォーミュラー2の中で、ランキング2位は立派の一言。

ただの金持ちのお坊ちゃんではないようです。

ドミトリー・マゼピン

ローレンス・ストロールによるフォース・インディア買収に障害が生じるかもしれないと報じられている。
債務返済のめどが立たず裁判所から破産宣告を受けたフォース・インディアだが、その後ウィリアムズのランス・ストロールの父ローレンス・ストロールが率いる投資家集団によって買収され、F1に生き残ることが可能となった。
ところが、このほどロシアのウラルカリという会社がストロールらによるフォース・インディアの買収に異議を申し立てたことが明らかとなった。
このウラルカリという企業はフォース・インディアのテストドライバーを務めるニキータ・マゼピンの父親であるドミトリー・マゼピンが率いる化学メーカーだ。
ウラルカリ社は、フォース・インディア買収に向けて「競争力のある入札」を行う準備を整えていたものの、管財人から不当な扱いを受けたと主張している
ウラルカリ社が出した声明によれば、管財人は同社の入札参加を「拒否」した上、「電話やEメールでの問い合わせに対する回答も行わなかった」のだという。
その声明には次のように付け加えられている。
「ウラルカリは管財人のもとで行われた今回の手続きはフォース・インディアの債権者や株主、さらにはスポーツ全体にとって最善の利益をもたらすものではないと考えている」

引用元：http://www.topnews.jp/2018/08/23/news/f1/173100.html

フォースインディアを買収したローレンス・ストロールとひと悶着あったウラルカリを率いるのがニキータ・マゼピンのパパのドミトリー・マゼピン。

なんでもローレンス・ストロール以上の条件を提示したらしいが結局フォースインディアを取り逃がし、今度は名門ウイリアムズを狙っているわけです。

ニキータ・マゼピン

 

 

 

 

 

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Nikita Mazepin(@nikita_mazepin)がシェアした投稿 – 2019年 5月月22日午前9時06分PDT

ヘルメットにはしっかりと「URALKALI（ウラルカリ）」の文字が！！

2018年GP3シリーズでは故アンソニー・ユベールに次ぐ2位ですのでまあまあの成績だとは思いますが、2019年がひどすぎでした。

フォーミュラー2に昇格し、強豪ARTのシートを確保もたったの11ポイントしか稼ぐ事が出来なかった一方、チームメイトのニック・デ・フリーズは4勝266ポイントでドライバーズチャンピオンに輝いています。

チームメイトの1/10以下のポイントでは言い訳出来ません。

今シーズンはARTを離れ新チームハイテックGPのシートを得ていますが、今年のチームメイトも実力者のルカ・ギオットですので、2019年のようにチームメイトに大差をつけられるかもしれません。

F1のシートを得るにはスーパーライセンスポイントが絶対必要となりますので、いくらパパが金持ちでも自分の実力でポイントを取る必要があります。

それが出来るのか？マゼピン？

シャノック・ニッサニー

モータースポーツ後進国イスラエルのある意味英雄のシャノック・ニッサニー。

カートはおろかレースカーにも乗った事のないド素人のビジネスマンが何と42歳でハンガリーGPのフリー走行1回目に出走。

トップから13秒差、チームメイトとは7秒差

公式セッションを走ることはなかったが、おじさんの挑戦としては拍手ものである。

その想いを息子に託したが、息子は・・・・

ロイ・ニッサニ―

 

 

 

 

 

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Roy Nissany(@roynissany)がシェアした投稿 – 2020年 3月月5日午前7時08分PST

2020年シーズンロイ・ニッサニ―はフォーミュラー2トライデントチームで日本の佐藤万璃音のチームメイトとしてシーズンを迎えます。

実績は見るべきものはなにもありません。

普通この実績ではテストドライバーなど無理なはず。

パパの力なのでしょうウイリアムズのテストドライバーとなっています。

ニッサニ―パパが資金を集め、佐藤万璃音がポイントを稼ぐ戦略になるでしょう。

名門ウイリアムズを買収する金持ちパパは誰に？レーサー息子の成績！まとめ

3人の大富豪パパと息子をご紹介しましたが、パパの資金力と息子のレーサーとしての実力を考えると

ラティフィが最有力であるのは間違いありません。

マゼピンパパは相当お金持っているようですが、息子がまだまだ力不足です。

しかし今年の成績次第ではあり得るかもしれません。

フォーミュラー2ではランキング3位以内に入ればF1に必要なスーパーライセンスポイント40ポイントを獲得することができるからです。

ただ2020年は例年以上にランキング上位をベテランからルーキーまで狙っていますので、マゼピンではまず無理だと思いますが・・・

ニッサニ―はズバリ論外でウイリアムズ買収はないでしょう。

2021年にはウイリアムズと言う名前が消滅し「ラティフィGP」とかになってしまうのでしょうか・・・・。

残念ですが、F1は金がかかり過ぎですのでしょうがないのかもしれません。

名門ロータスやティレル消滅も寂しかったですが、ウイリアムズ消滅になったら本当に寂しいですね。

そんなF1も7月3日よりいよいよ始まります。