ペタンクとボッチャの違いは球・場所・投げ方が異なる
皆さん誰しも一度は経験している事だと思いますが、
ゴミをゴミ箱に投げ入れる事ってありますよね。
少し離れたところから「ぽいっ!!」
見事入るとなんだか気分もすっきりするのですが、
ゴミ箱に入らずに外に落ちると拾って、
何故か又同じ場所に戻ってから投げませんか?
あれって一体何なんでしょうね。
二度目はよーく狙いを定めて投げ見事イン!
気分もすっきりして満足感を得た気になりませんか?
本能として狙った所に狙い通りの球を投げたいものなのです。
それを極めたものがオリンピックだと思います。
アーチェリーは中心の小さな的に当てることで高得点になりますし、ゴルフはクラブと言う道具を使って、遠く小さな的(カップ)に少ない回数で入れるものになります。
冬季オリンピックで言うとカーリングは的により多くの球(ストーン)を集めたチームが勝ちます。
人間は狙った的にいかに近づけるかを本能で競い合いたいと思うのです。
ペタンクもカーリングと同じく的にいかに近づけるかを競うものですが、似た競技として「ボッチャ」と言うものがあります。
小学生がボッチャに夢中になっているCMを見たことありますよね。
目を輝かせながら狙いを定める子供や狙い通りの位置に球を転がせた子など皆楽しそうに夢中になっています。
決められた位置に球を近づける
一見簡単そうで、実は難しい事なんです。
単純な事だからこそ余計に出来ないのが悔しいようで、誰もが夢中になれるのです。
そこでペタンクとボッチャはどちらも的に近づけるように球を投げるのは同じなのですが、色々と違いがありますので、解説してみたいと思います。
球
ペタンクの球
材質 | 金属製 |
大きさ | 直径7.05㎝~8㎝のもの |
重さ | 650g~800g(11歳以下は600g) |
ボッチャの球
材質 | 天然皮革・フェルト・人工皮革 |
大きさ | 周長が270mm±8mm以内 |
重さ | 275g±12g以内 |
場所(競技場)
ペタンクの場所
コートサイズ | 4m以上×15m以上 |
地面 | 砂利や土などボールがバウンドしにくい場所が適している |
ボッチャの場所
コートサイズ | 6m×12.5m |
地面 | 平坦でなめらかでないといけない |
投げ方
ペタンクの投げ方
投げ方 | アンダースロー |
肩より高い位置から投げる事は禁止 |
ボッチャの投げ方
投げ方 | 上からでも下からでも蹴ってもいい |
ランプという勾配具を使用する事が出来る |
ペタンクとボッチャの違いは球・場所・投げ方が異なるまとめ
ペタンクとボッチャは狙いの的に近づけるという点では似た競技ですが、球や場所や投げ方などは大きく違うこともありますので、別の競技と言えます。
実はボッチャはリオパラリンピックにおいて日本チームが銀メダルを獲得するなど世界でも有数の強さを誇っています。
2020年東京パラリンピックでもメダルが期待されます。
それに比べペタンクはオリンピックの正式種目となっていません。
しかし2024年はペタンク発祥の地ということもあり、追加競技になるかもしれません。
日本におけるペタンクの競技人口はまだまだ少ないこともあり、今から初めて入れば、もしかしたらあなたも日本代表になれるかもしれないのです。