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アレックス・ザナルディCART時代の成績は？

神はどこまでこの男に試練を与え続けるのか？

不屈の闘士がまたも苦境に立たされた。

アレックス・ザナルディのCART時代の成績を確認してみました。

注

F1時代の名前は「アレッサンドロ・ザナルディ」でしたがアメリカCARTで活躍したときの通称が「アレックス・ザナルディ」だったことから今記事ではアレックス・ザナルディで統一します。

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目次

アレックス・ザナルディー事故の詳細

6月19日にイタリアで行われていたハンドサイクルレース中にイタリア・ピエンツァ近郊の公道で、ザナルディは下り勾配の道路で対向車線側にはみ出したところ、向かってきたトラックと衝突したもよう。

ハンドバイクレース中の事故ということだが、何故反対車線は規制されていなかったのか？

自転車のロードレースでもコーナーを曲がりきれずコースサイドに激突する事故は度々あり、反対車線は規制されているはず・・・・

一部にはレースではなく、イベント中との報道もあることから反対車線は規制していなかったのかもしれません。

アレックス・ザナルディーとは？

 
 
 
 
 
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元F1ドライバーで2度のCARTチャンピオンになり、再びF1に戻るも結果が出ず、再度CARTに戻った2001年CART第16戦の大事故で両足を膝上から切断。

何とか一命は取り留めるが、両足の繊細なアクセルワークとブレーキングが要求されるモータースポーツでは再起不能と思われていた。

しかし不屈の闘士アレックス・ザナルディーは懸命なリハビリを続け、事故から4年後2005年にはWTCC（世界ツーリングカー選手権）で優勝。

両足の代わりにハンドルにアクセルとブレーキの付いた特別仕様車での勝利は多くの人々を勇気つけた。

並行してトレーニングしていたハンドサイクルに本格的に取り組み2012年ロンドンパラリンピック代表に選ばれ、2種目で金、リレーで銀獲得。

2016年リオデジャネイロパラリンピックでも金メダルを獲得し、２大会連続金メダルの偉業を達成。

2020年東京パラリンピックで3大会連続金メダルを目指しトレーニング中の事故でした。

アレックス・ザナルディーCART成績

1996年

コース国順位
第1戦ホームステッド＝マイアミ・スピードウェイ🇺🇸24
第2戦ネルソン・ピケ・サーキット🇧🇷4
第3戦サーファーズ・パラダイス市街地コース🇭🇲21
第4戦ロングビーチ市街地コース🇺🇸24
第5戦ナザレス・スピードウェイ🇺🇸13
第6戦ミシガン・インターナショナル・スピードウェイ🇺🇸17
第7戦ミルウォーキー・マイル🇺🇸13
第8戦ベル・アイル・パーク🇺🇸11
第9戦ポートランド・インターナショナル・レースウェイ🇺🇸1
第10戦クリーブランド・バーク・レイクフロント空港🇺🇸2
第11戦エキシビション・プレイス🇨🇦2
第12戦ミシガン・インターナショナル・スピードウェイ🇺🇸21
第13戦ミッドオハイオ・スポーツカーコース🇺🇸1
第14戦ロード・アメリカ🇺🇸3
第15戦バンクーバー市街地コース🇨🇦26
第16戦ラグナ・セカ🇺🇸1
1996年成績

総ポイント：130

ランキング：3位

F1で結果が出ず、アメリカを舞台とするCART参戦1年目で優勝3回でランキング3位は立派な成績です。

他にもF1からCARTに移ってきた元F1ドライバーは沢山いましたが、参戦1年目でこれだけの成績を納めたドライバーはそういません。

1997年

コース国順位
第1戦ホームステッド＝マイアミ・スピードウェイ🇺🇸7
第2戦サーファーズ・パラダイス市街地コース🇭🇲4
第3戦ロングビーチ市街地コース🇺🇸1
第4戦ナザレス・スピードウェイ🇺🇸11
第5戦ネルソン・ピケ・サーキット🇧🇷4
第6戦ゲートウェイ・インターナショナル・スピードウェイ🇺🇸4
第7戦ミルウォーキー・マイル🇺🇸13
第8戦ベル・アイル・パーク🇺🇸26
第9戦ポートランド・インターナショナル・レースウェイ🇺🇸11
第10戦クリーブランド・バーク・レイクフロント空港🇺🇸1
第11戦エキシビション・プレイス🇨🇦2
第12戦ミシガン・インターナショナル・スピードウェイ🇺🇸1
第13戦ミッドオハイオ・スポーツカーコース🇺🇸1
第14戦ロード・アメリカ🇺🇸1
第15戦バンクーバー市街地コース🇨🇦4
第16戦ラグナ・セカ🇺🇸3
第17戦オートクラブ・スピードウェイ🇺🇸DNS
1997年成績

総ポイント：195

ランキング：1位

CART参戦2年目にしてチャンピオンに輝きました。

序盤は苦しみましたが、中盤戦からは怒涛の連勝は実力の証。

1998年

コース国順位
第1戦ホームステッド＝マイアミ・スピードウェイ🇺🇸3
第2戦ツインリンクもてぎ🇯🇵RET
第3戦ロングビーチ市街地コース🇺🇸1
第4戦ナザレス・スピードウェイ🇺🇸2
第5戦ネルソン・ピケ・サーキット🇧🇷2
第6戦ゲートウェイ・インターナショナル・スピードウェイ🇺🇸1
第7戦ミルウォーキー・マイル🇺🇸8
第8戦ベル・アイル・パーク🇺🇸1
第9戦ポートランド・インターナショナル・レースウェイ🇺🇸1
第10戦クリーブランド・バーク・レイクフロント空港🇺🇸1
第11戦エキシビション・プレイス🇨🇦1
第12戦ミシガン・インターナショナル・スピードウェイ🇺🇸3
第13戦ミッドオハイオ・スポーツカーコース🇺🇸12
第14戦ロード・アメリカ🇺🇸2
第15戦バンクーバー市街地コース🇨🇦4
第16戦ラグナ・セカ🇺🇸2
第17戦ヒューストン市街地コース🇺🇸2
第18戦サーファーズ・パラダイス市街地コース🇭🇲1
第19戦カリフォルニア・スピードウェイ🇺🇸3
1998年成績

総ポイント：285

ランキング：1位

序盤戦からぶっちぎりの成績を納め、文句なしのチャンピオン。

二年連続CARTチャンピオンの肩書を手に入れ、1999年再びF1の名門ウイリアムズのシートを得るが、まさかのノーポイント！

失意のまま1年のブランクの後、再びCARTに戻ることになります。

2001年

コース国順位
第1戦ファンディドラ・パーク🇲🇽RET
第2戦ロングビーチ市街地コース🇺🇸RET
第3戦テキサス・モーター・スピードウェイ🇺🇸不開催
第4戦ナザレス・スピードウェイ🇺🇸RET
第5戦ツインリンクもてぎ🇯🇵7
第6戦ミルウォーキー・マイル🇺🇸11
第7戦ベル・アイル・パーク🇺🇸RET
第8戦ポートランド・インターナショナル・レースウェイ🇺🇸RET
第9戦クリーブランド・バーク・レイクフロント空港🇺🇸13
第10戦エキシビション・プレイス🇨🇦4
第11戦ミシガン・インターナショナル・スピードウェイ🇺🇸RET
第12戦シカゴ・モーター・スピードウェイ🇺🇸9
第13戦ミッドオハイオ・スポーツカーコース🇺🇸19
第14戦ロード・アメリカ🇺🇸13
第15戦バンクーバー市街地コース🇨🇦RET
第16戦ユーロスピードウェイ・ラウジッツ🇩🇪RET
第17戦ロッキンガム・モーター・スピードウェイ🇬🇧出場無
第18戦ヒューストン市街地コース🇺🇸出場無
第19戦ラグナ・セカ🇺🇸出場無
第20戦サーファーズ・パラダイス市街地コース🇭🇲出場無
第21戦カリフォルニア・スピードウェイ🇺🇸出場無
2001年成績

総ポイント：24

ランキング：23位

序盤戦からリタイヤが多く全く調子が上がらないシーズン。

第16戦ドイツで行われたユーロスピードウェイ・ラウジッツではトップを走行しており、久しぶりの勝利が見えてきた残り16週で悲劇が起こりました。

パドックから出たアレックス・ザナルディはピットロード出口で何故かスピンしてしまい、そこに後続車が時速320㎞で突っ込み車体の前部と両膝から下がもぎ取られ、出血多量で危険な状態でしたが、一命は取り留める事が出来ました。

アレックス・ザナルディCART時代の成績まとめ

その後不屈の魂で復活し、WTCC優勝そしてパラリンピックで2大会連続金メダル獲得の偉業を達成した不屈の闘士アレックス・ザナルディ

東京パラリンピックで3大会連続金メダルを取る場面を見るはずだったが、コロナ禍により2020東京パラリンピックが延期されたことにより調整スケジュールが狂い、今回の事故に遭ってしまいました。

何度苦境に立たされても不死鳥のように立ちあがるアレックス・ザナルディ復活を心より願います。

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モータースポーツCART,アレックス・ザナルディ,成績

Posted by 白カイゼル髭