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数え年と満年齢の違いが解らない場合の算出法とは?

日本には年齢を数え年で言う場合と満年齢で言
う場合があります。

なかなかピンと来なくて、ほとんどの方が正し
く理解していないのではないでしょうか。

それもそのはず、

数え年の算出法はちょっとややこしくて現代で
は解りにくい為しょうがないのです。

公的証明や履歴書などには[満○○歳]と記入す
る事になっていますが、

仏事の場合数え年を使う場合が多いのです。

数え年と満年齢の違いとは一体どういう違いが?

数え年の数え方とは?

何故仏事では数え年を使うのか?

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目次

数え年と満年齢の違い


数え年には0と言う考え方が無く、

生まれた時は1歳で元旦を迎えた時に1歳加算する

満年齢は生まれた時は0歳で、
誕生日を迎えた時に1歳加算する、

現在使われている方法です。

近隣国では日本・中国・朝鮮半島・ベトナム
などは古くから数え年が使われてきたが、

現在ではほとんどの国が満年齢を使っており、

唯一韓国だけがいまでも数え年を使っていま
す。

日本では1902年施行の「年齢計算ニ関スル
法律」により満年齢に一本化されるようにな
ったのです。

これは戦争当時の配給の問題があったとされ
ています。

数え年だと満年齢に比べ、最大2歳年が上に
なるので、

満で50代の人が数えだと60代にされ配給
が減らされたり、

逆に生まれたばかりの赤ん坊にキャラメルが
配給されるなどの不合理性の解消とも言われ
ています。

数え年の数え方

皆さんは数え年の正確な数え方はおわかりにな
るでしょうか?

数え年は満年齢に1プラスと思っている方が多
いようですが、

正確には1プラスまたは2プラスなのです。

生まれた時には1歳で元日に年齢を1才加齢するのが、数え年なのです。

12月31日生まれの場合ですとその日が1歳、
次の日元旦で1歳加齢で2歳となります。

満年齢ですと来年の12月31日までは0歳
と言う事になりますので、

数え年と満年齢では最大2歳も違ってくるのです。

これでは不合理性云々ではなく、

よくわかりずらいですよね。

数え年の一番分かり易い算出方法

その年の誕生日を迎えていない場合は・・・・満年齢にプラス2歳

その年の誕生日をすでに迎えている場合は・・満年齢にプラス1歳

これが一番分かり易いですね。

競走馬の場合


日本の競走馬の馬齢は数え年でしたが、

2001年からは馬齢の国際表記に従って、

「生まれた年を0歳、(元旦を迎える毎に)
1歳加齢する(=数え年から1を引いたもの)」
となった。

競走馬の場合は種付けは春に行われ、

約330日で出産となるので、

ほとんどが2月から6月生まれになるので、

正月に加齢しても人間とは違いあまり差は出
ないのですね。

仏事で数え年を使う理由


世の中が満年齢にシフトしている中でもいまだ
に数えを使う場合が多いのが、

伝統行事である七五三や仏事です。

七五三はいまでは数え年、満年齢どちらで
祝っても良いとされていますが、

仏事では数え年が多いようです。

人が亡くなった後の法要で戸惑う方も多いはず。

亡くなった次の年は1周忌です。

これは解りますが、

その次の年には何故か3回忌になります。

三回忌以降は数え年の数え方であるので実際の
経過年数と一致しない為、

戸惑うのも無理のないことです。

現在高齢の方でも

「あれ?爺さんの十三回忌はいつだったかね?」
となってしまいます。

仏教では卵子が受精し命を宿した瞬間から命
をいただいたとみなすので、

生まれ出てきたときには1歳なのです。

生まれた瞬間に0歳なのではなく、

約1年とも言える300日もお母さんの体内で
生命を宿してきたのだから数えで1歳。

と言う考えなのですね。

なんだか奥深い考え方なんですね。

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