ワールドカップフランス代表はどうして黒人選手が多い?
4年に一度のスポーツの一大イベントと言えばFIFAワールドカップサッカー!
いよいよ開幕いたしました。
先日の開幕戦は「史上最弱開催国」と言われた地元開催国のロシアが大方の予想を大きく覆す5-0の大勝で世界を驚かせましたね。
FIFAランク70位でしたからねー。これだからワールドカップはぶっつけ本番なので闘ってみないとわからないものですよね。
さてサッカード素人の私ではありますが、わがサムライブルーがワールドカップ初出場からずっと応援をしている訳ですが、今回はどうなんでしょうね?
一次リーグ突破は非常に厳しいとは思いますが、是非頑張っていただきたいものですね。
そんな私が今回のFIFAワールドカップロシア大会2018の優勝国予想は
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ズバリ!
フランス!!
と大胆予想をしています。
もちろんド素人目線なので何の根拠もないのですが(笑)
そんな訳で今回のFIFAワールドカップロシア2018ではフランス一押しで行きたいと思います。
世間一般的にはブラジル、ドイツ、スペインなどを優勝候補に挙げている方々が多いようですが、今回はどうにもフランスが気になっています。
フランス代表。
あれれれれ?
フランス代表だよね?
でも「華の都パリ」など言われるようにヨーロッパの中心に位置するフランスなのに白人選手より黒人選手が断然多いと思いませんか?
皆さんも疑問を持っているのではないでしょうか?
その理由は
「フランスはヨーロッパ最大の移民国家だから!」
フランスの植民地政策
フランスは16世紀初めから積極的に海外進出し植民地化してきました。それがカナダでありその後西インド諸島、南米大陸であったりカリブ海など植民地化してきましたが、中でもアフリカはかなり多くの国々を植民地化してきました。
アフリカの多くの国がフランス語を公用語としているのはそのような背景があった訳です。
例えばコンゴ、マダガスカル、ギニア、コートジボワール、カメルーン、セネガル、ベナン、マリなどですね。
現在でもフランスには「海外県」「海外準県」「海外領土」があり、
天国に一番近い島と呼ばれるニューカレドニアなども実はフランスの海外領土であったりします。
世界中あちらこちらにフランスに関係する国があるわけですね。
植民地と移民の関係は?
フランス人(les Français)とはフランスの主権保持者であり、民族的出自や宗教的信念を問わず、フランス市民社会を構成する全ての人を指す。したがって、フランス人にはフランスの海外県及び植民地に居住する人々も含まれ、「フランス民族」というものはない。また、今後も、フランス国内で出生するか(出生地主義である)、帰化することによってフランス国籍を取得すれば、いかなる民族に属そうとも、「フランス人」となりうる。
出典元:wikipedia
そんな訳で実はフランス人になるにはそれほど難しい問題は無いのですね。
いつからフランス代表には移民が増えた?
「外れるのはカズ。三浦カズ」の岡田武史監督が発した言葉に日本中が衝撃をうけた、日本が悲願のワールドカップ出場を決めた1998年フランス大会。
この1998年フランス大会前までは白人主体のチームでしたが、この大会あたりから急にアフリカやカリブ海や旧植民地からの移民選手が増え始めました。
この大会の中心選手であり象徴となったジネディーヌ・ジダン選手もアルジェリア系の2世であるのは記憶に新しいところだ。
1998年フランスワールドカップ時の主な中心選手の出身地
DF:リリアン・テュラム カリブ海の島グアドループ
DF:マルセル・デサイー ガーナ
MF:クリスティアン・カランブー ニューカレドニア
MF:ジネディーヌ・ジダン アルジェリア二世
ジダンかっこいいですね。
MF:パトリック・ヴィエラ セネガル
など移民や二世が大活躍した大会となり自国開催である1998年フランスワールドカップにおいて見事決勝でブラジルを破り優勝しこの後フランスは多民族チームへとなっていくのでした。
まとめ
フランスは世界中に植民地があった経緯もあり日本人が思っている以上に多民族国家となっていますのでフランス代表も色々な国出身の選手がいてもおかしくは無いのです。
何もサッカーだけでなく同じくスポーツの祭典オリンピックでもフランス代表では黒人選手は多く見受けられます。
「おフランスは白人ばかり」との勝手な思い込みをしているのは日本人だけなのですよ。