オープンウォータースイミングって何?世界水泳の競技種目なんだけど?
いよいよ7月25日からロシア・カザンにて世界水泳2015
ロシア・カザン大会が開幕します。
競泳やシンクロ、飛び込みなどメダルが期待される競技
ばかりが報道されてはいますが、
なにやら聞きなれない競技名があります。
オープンウォータースイミング・・・
オープンウォータースイミングって何?
オープンウォータースイミングって聞いたことないけど
・・・
いったいどのような競技なのでしょうか?
オープンウォータースイミング
オープンウォータースイミング(open water swimming
略してOWS)とは海や川や湖などの自然の水の中で行われる
長距離水泳競技です。
国際水泳連盟が定める規則で国際的な統一ルール
のもと行われる為遠泳とは異なります。
閉ざされた空間である室内施設とは違い、天候や波、
水温や潮の流れなどの自然環境だけでなく、
クラゲや他選手との接触などの外的要因なども考えなければならないので、
危機管理能力や知識や経験などあらゆる事を考えながら泳ぐ事が必要となります。
早い話、「水上のマラソン」と言えば分かり易いですね。
オリンピックには2008年の北京オリンピックから10kmが
正式種目に採用されている。
世界的な強豪国
北京オリンピックでは欧州勢がメダルを独占した。
欧州には水球のプロリーグがあるほど身体的接触(バトル)
を伴う競技の人気は高い。
欧州勢を追う形で豪州や米国などが続いている。
豪州ではライフセーバーの社会的地位が高く
米国では競泳のトレーニングでOWSを導入するなど認知度が
高い為、日本と違い競泳とOWSの垣根が低く
水球や競泳経験者が多く、タフで屈強な体格を生かす泳ぎをする。
日本選手団
北京オリンピックではオープンウォータースイミング
には選手を派遣しなかった。
日本では歴史が浅く定着しておらず、競泳選手が海などの
自然環境で泳ぐこと自体に抵抗があったことにも一因する。
ロンドンオリンピックでは女子代表の貴田裕美選手
が初出場ながらトップから1分20秒9遅れの13位(24人中)でフィニッシュ。
トップから5位まではなんと15秒以内!
10㎞のレースでですよ!
このタイム差を見てわかるように終盤までは団子状態が続き、
ラストスパート勝負であったかがわかります。
ただ早ければいいというわけでなく、相手の体調、
状態をみながらのレースですね。
ラストスパートは最大の見せ場となります。
いかにラストスパートまでに体力を温存し
相手に競り勝つかが勝負になります。
最近では日本でも競技人口が増えてきており
、様々な大会が全国で開催されている。
競泳などに比べればまだまだマイナーで日本人
にはなじみがないが、owsもりっぱなオリンピック競技なのです。
この大会で日本選手が優秀な成績を収めることができれば
競技人口も増え選手層も厚くなるのではないでしょうか。
今回OWSの放映は無いようですが、結果が注目されますね。